多くの美容師が抱えるサロンワーク・毎日の悩みは尽きないですよね。そこでいろいろな現役美容師にアンケートを取ってみました。

人気スタイリストは悩みをどう乗り越えるか

このブログを見ると、今悩んでいること、不安に思っていることの、お悩み解決にきっとお役に立てます。

現役美容師ならではの悩み特集
アシスタントの悩み5つ・スタイリストの悩み4つ

アシスタントのよくある悩み

【悩み①】先輩によって言うことが違う

技術カリキュラムで、スタイリストによって教え方が違うので、なかなか合格できないのが悩み

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現役美容師が答える、お悩み解決策!

教育面では、角度をちゃんと測ったり、合格基準をよりはっきりさせることが大切。とても勇気のいることですが、ミーティングなどでしっかりと教え方の違いの悩みを言うことが大切です。言いやすい先輩からでも相談してみてください。悩んだままだと、いつか愚痴に代わってしまい解決になりません。美容室の環境が、良ければ、合格基準、カリキュラムの教え方をアップデートしてくれます。

先輩に教えられた通りに施術をしたら、違う先輩に「へたくそ」と怒られた。

先輩に教えられた通りにやったのに、怒られるのは理不尽でやり切れませんね。いい方は一度置いておいて、今回は、怒る側になって考えてみましょう。

お客様との関係も結構似ています。カットで「3センチ切りたい!」と言って、同じ長さを切ったのに、Aさんは「切りすぎ」と言い、Bさんは「切らなすぎ」と言う、場合があります。結局は人によって感覚がけっこう違うことがほとんどです。これは、先輩は何を言いたかったんだろう。どの部分が気に入らなかったのだろう、と人の気持ちに寄り添って、歩み寄ることが大切です。もし自分がお客様を担当するようになったら、相手が言った「言葉」に注視するのではなくお客様がどうしたら嬉しいのか「気持ち」を重要視する美容師さんになればきっと成長するでしょう。

ただ「へたくそ」という先輩とそれをなんとも思わない周りの環境は、今の時代に合っていませんのでや、こういう理由で、今の技術は良くない!と言い方をしっかりできる美容師さんをめざしましょう!

【悩み②】教えてくれない

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  • 昔のように「見て覚えろ!」スタイルの教育システム
  • しっかりしたカリキュラム表がない・技術接客カリキュラムの基準がない
  • 一人でばっかり練習していて全然見てくれない

この悩みは少し深刻です。場合によっては、美容室を変える、転職も考える必要が出てきます。

おススメの解決策は、3つ

①「もっと教えてほしい」「もっとサロンの技術を知りたい」と言いやすい先輩にいうことが解決の一歩です。言いづらいかもしれませんが、もしこれで環境が変わってくれれば、後輩たちのためにもなります。

②カリキュラムがないということは、スタイリストになる期間がはっきり決まっていないということです。自分の大切な時間をなんとなくで決まってはいけません!そんなに難しくなくてもいいので、目標となるカリキュラムを作ってほしいと相談してみてください。

③Instagramインスタグラム、YouTubeユーチューブを活用するとグンと成長速度が上がります。美容師は教えたがりな人が多いので、包み隠さず自分の技術をアウトプットしています。教えてもらえる環境が少ない場合、動画教育は大変重宝できるものです。

【悩み③】休日にも練習会や講習会がありプライベートの時間がない

休日に研修やセミナー参加など休みが休みではなくなることが多いのが悩み。美容院の開店前や閉店後の練習で自分の時間があまり取れない。たしかにアシスタントの時は自分の時間がないのが大きな悩みになりますよね。

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美容室によっては体制を見直して、働きやすい環境を取り入れているサロンも増えています。今では、昔は「労働時間も朝から晩まで」、「月の休暇も少ないのが美容師」とういうイメージでしたが、今では、有給がちゃんと取れる美容室も増えています。一生懸命努力をしてスタイリストになれば、正社員サロンでも、休みを自分で決められる 自由出勤体制も増えています。

ただ、練習に自分の時間を削るのは、決して悪いことではありません。努力した時間は自分の技術に磨きがかかり、いつか光り輝く時が来ます。朝起きるのはつらいかもしれません。閉店後は眠いかもしれません。でも辛いときに努力した分だけ自分に返ってくると信じて、頑張りましょう!

サロンワークを全くやらず、技術だけ教えるチェーン店も増えていますが、技術ができるようになって、急にサロンワークのお客様に入っても後で苦労することとなります。サロンワークで得る経験、先輩に指導される経験は自分がスタイリストになった時の自信としてとても大切です。

【悩み④】先輩スタイリストやオーナーに施術に入らせてもらえない

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この悩みはかなり深刻です。改善する傾向が見えなければ、すぐに転職、美容室を変えましょう。

施術に入らせてもらいない場合は、一生懸命、先輩のご機嫌を取り、何とか和解したとしても、また同じことが繰り返されることが多いです。いち早く話しやすい先輩に相談して改善を求めましょう。

私たちは、お客様を綺麗にし、笑顔にすることが仕事です。決して「お客様<先輩」という関係になってはいけません。先輩スタイリストに気を使いながら仕事をしていると、だんだん美容師がつまらなくなってしまいます。

美容師は体育会系の人が多くて、上下関係に厳しいことはよくあります。厳しいのはとても良いことですが、「思い通りにいかないから」施術に入らせないのは、後輩の成長を何も考えていないことになります。厳しくても尊敬できる先輩がいる環境で働くことをおすすめします

【悩み⑤】シャンプー施術で腰が痛い・手が荒れる・痒い

シャンプーをようやく受かったのですが、一日中シャンプーばかりで腰が痛いのが悩みです。

美容師の悩みでかなり多かったのが、手荒れ・腰痛です。アシスタントだけではなくスタイリストのか方も多くの方が悩んでいました。

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美容師は見た目は大切ですので、革靴やヒールを着用する方も多いですが、靴で髪の毛を踏んでよく滑ります。滑ると腰に来るので、長い目で見ると、サロンワークでほとんど歩いていますので、スニーカーなど歩きやすい靴にするのがおススメです。

腰サポーター・コルセットがかなりおススメです!

病院でもらうサポーターは動きずらい上に洋服にかさばるので、スポーツ用などがとても使いやすいです。

手が痒くて寝れない。手が荒れる手がカサカサになる

  • シャンプー台に水洗い用の保護クリームを置いてもらいましょう。
  • サロンワーク後、家に帰ってきたら、必ず石鹸で手を洗いなおしましょう。
  • 掃除のときは、手袋をしよう。できるだけ、ビニールの使い捨てがベスト。カラー手袋だと、汗が残っていたりするので、手荒れの原因になります。
  • 時間がない方は、ベビーパウダーを振ってからカラー手袋をするといいでしょう。
  • サロンシャンプーを低刺激シャンプーや界面活性剤がなるべく少ないシャンプーに変えてもらう。
  • シャンプー終わった後は綺麗なタオル手をしっかり拭く

美容師の手荒れの悩みは尽きませんが、長く続ける仕事ですので、ステロイドクリームの使用はなるべく避けたほうがいいでしょう。

スタイリストのよくある悩み

【悩み①】お客様の入客に責任を感じる・怖い

自分の今の技術で大丈夫か?クレームはこないか?お直し再施術になったらどうしよう・・スタイリストになっても悩みは尽きませんよね。

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一番大切なのは、自分を信じよう!今まで沢山練習してきました。沢山モデルをこなしてきました。いっぱい失敗してきました。思い切って自分を信じてお客様を綺麗にしましょう!

お客様は一生懸命綺麗にしよう!としてくれた気持ちは必ず伝わります。

ちょっとしたアドバイスですが、技術の再施術、お直しに来てくれるお客様は大変ありがたいお客様です。本当に嫌なら2度と来ません。違う美容室で施術し直してもらいます。一生懸命担当して。お客様のお気持ち、要望に応えることに集中するときっと上手くいきます。

悪い口コミやクレームをいただくこともあると思います。その時はありがたく自分の成長の糧として受け取りましょう。

【悩み②】売上、リピート率、ノルマなど数字に追われる

スタイリストになる以上、売り上げのプレッシャーはつきものですね。私たちはもう一人前。プロになったわけですから、業績・結果を残すことは必須です。

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現役美容師が答える、お悩み解決策!

学生の頃は、隣の席の子のテストを見るカンニングは禁止されていますが、プロの世界は違います。売れている人、可愛いヘアスタイルを作る人の技術は大いに盗んでカンニングしていいのです。

360°小顔に見せるカット技術、艶々になる髪質改善、綺麗なダブルカラー 。自分の好きな技術、得意な技術を伸ばして、お客様を獲得していきましょう!好きなことに努力をしていれば結果は必ずついてきます。

【悩み③】デビューしたばかりで、 技術に不安がある

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現役美容師が答える、お悩み解決策!

デビューして技術に不安があるのは当たり前のことで、みんな感じてきたことです。おススメなのはわからないことは、すぐメモして、すぐ先輩に聞くことをクセづけましょう。100人いたら100通りの髪質、髪色、要望があります。いろいろな悩み、わからない事が出てきますので、わからない事をわからないままにしないということが大切です。

【お客様のご要望はすべてではない。】例えば前髪がクセ毛でぱっくり割れてしまい、今まで一度も前髪を作ったことがない方が前髪を作りたいと言ったとしましょう。初めてきるのだから、ご自宅で綺麗にセットするのも難しいでしょう。短く切ってしまったらあまりいい結果を残せないことがあります。今の自分の技術では、「切らない!」という勇気の一言も大切です。

【悩み④】アシスタントの教育はどうしたらいいかわからない

今まで教えてもらって自分の技術を磨いていましたが、立場が逆転します。急にアシスタントに教える立場になったので、どう教えたらいいかわかりません。

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現役美容師が答える、お悩み解決策!

美容師は職人気質がある方が多いので、「見て覚えろ!」とか「このくらいの角度だよ!」とかなんとなく感覚で教えると教わったほうは、わけがわかりません。

ですので、角度は何度とか、詳細を細かくアウトプットすることで、自分の技術も見直せて案外教えているスタイリスト側が成長することのほうが多いです。

専門用語をあえて使わず、美容師じゃなくてもわかるように説明する

わかりやすく教えることを工夫していると、

お客様に施術の説明をするときなど、とても上手くなり、売り上げUPにもつながります。

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