今の美容室を辞めたいと思ってるんだけど・・
本当に辞めていいか悩んでる。
今のサロンの方がいいのか、辞めた後後悔しないか心配・・

現役美容師100人に聞いた!
辞めた後に気づいた!【あれ!?】
【知っておけばよかった!】と後悔しないための 、辞める前の注意点を紹介します。

雑誌やモデルを多数こなす有名店で活躍してきた人気スタイリストが集結。 今では口コミ1600件以上/年間3万人。しかし、その間、何度も挫折し失敗を繰り返し、美容師を辞めていく友人も300人以上見てきました。美容師を辞める前に後悔してほしくない思いを書いています。

素敵なサロンや仲間との新しい出会いは簡単に手に入る方法をまとめて解説します。
この記事を読めば、今の美容室を続けたい理由も、辞めたい理由も、いい方向に見つかると思います。

みんなが思った「美容師を辞めたい」理由
美容師の悩みと言っても今自分のいる立場や役職によって異なりますので、それぞれの段階で、辞めたくなる理由を見てみましょう。

【アシスタント】入社~3か月 下積み期間が長すぎる

サロン・地域にもよって変わりますが、アシスタント期間は平均で3年前後です。
接客
シャンプー
マッサージ
準備
トリートメント
カラー塗布・選定

1年目はハサミを持つカット練習すら入れない。

技術・接客面以外にも、
カラー剤やパーマ液の種類・配置場所など、覚えることが山ほどあり、
特にシャンプーなどの練習は勤務時間外に行うことが多いうえに
給与がやすいので、先のことをイメージしやすい人は、入社3か月で悩んでしまいます。

長時間立ちっぱなしが慣れていないので足のむくみがハンパじゃない

一日中立ったまま、に慣れていないので、急に毎日、朝から晩まで立ちっぱなしだと、足が痛くて痛くて、教育や練習なんてしてる場合じゃありません。
やはり、アシスタント期間が長ければ長いほど辛くなり、辞めたくなります。

【アシスタント】3か月~1年目

出来る出来ないの差をつけられるようになる。

「あなたははあの子より仕事が遅い・不器用だね。」
「去年の先輩のほうが全然気づかい出来たよ・・」
「まだシャンプー受かってないの?」
一生懸命努力したことは褒められないのに、まだできない事を見つけて注意される劣等感を覚えます。

同期がどんどん成長していく。

カリキュラムの試験になかなか受からず、
私は美容師向いていないんじゃないか?
と思うようになる
違う仕事見つけようかな・・

【アシスタント】2年目~3年目 焦りや不安・マンネリ化する

専門学校の飲み会で、他のサロンの楽しそうな話を聞くと、辞めたくなります。

毎日、シャンプー。カラー塗布。そして髪をドライ。
カリキュラムもカットに入ったがなかなか進まない。
お客様は2カ月に1回の素敵なイベントとして髪を切りに来てくれるけど、

マンネリ化したワタシは、今日もいつものシャンプー、カラー。
同じことが、繰り返されすぎて、シゴトがつまらなくなる。
マンネリ化しているときに、美容師友達の楽しそうな話を聞くと、辞めたくなります。

アシスタントからなかなかスタイリストに慣れない焦りが出てきます。

最後のカットカリキュラムがなかなか合格できず、焦りが出てきます。
自分は美容師に向いていないんじゃないかと不安に駆られ、
ここまで頑張ってきたし、今更サロンなんて変えれない
スタイリストになるまでは、
スタイリストになれば何か変わるかも・・
辞めるか迷う時期としては、一番悩んでいる人が多い期間です。

カリキュラムは進んでるけど、スタイリスト枠がいっぱいで、
なかなかスタイリストにさせてくれない。という美容室もあるようです。

【スタイリスト】1年目  技術の不安・責任

今までアシスタントとして先輩のサポートをしていたので、緊張感もほどほど。立場が変わり、スタイリストになると、「一人のお客様」と接するようになります。
カウンセリングでお客様の希望を聞いて、カット、カラーの施術に満足していただける責任が、すべて自分にあります。
重圧がすごいですよね。極度の緊張と、自分の力不足を実感する出来事があったりして悩んでしまいます。

【スタイリスト】1年目~3年目

技術や接客にも自信がつき、やりがいや喜びを感じることが多くなります。
悪い口コミやクレームをもらうことも増えてきます。
自分が施術したお客様からのクレームは、結構、精神的に大きなダメージを受けてしまいます。

【スタイリスト】3年目~4年目

一人前の美容師として一番輝かしい期間です。自分を指名してくれるお客様も増え、
サロンワーク中も美容室全体が良く見えスタイリストとして余裕ができます。
専門学校の友達や美容師とのお付き合いで呑みに行って話を聞くことも多いでしょう。
美容室に対しての不満・不安が沢山出てきます。
新規客は先輩が優先して入る
新規客が全然来ない
給与・歩合が低いのではないか
役職・トップスタイリストにはどうやってなるの?
スタイリストとして先の言えない状態が悩みにつながります。
ステップアップの環境が整っているサロンと整っていないサロンでは、将来のモチベーションが全然変わってきます。

【スタイリスト】5年目以降

将来のことがとても気になる時期です。
店長・代表になりたい
経営にかかわっていきたい
サロンを管理するマネージャーの方向に進みたい
思い切って独立はするべきか、
新規は若い子が入るので、自分は入れない
今のサロンでは、叶わないことがある事が分かった

キャリアアップ、自分の成長としてここで止まってしまうと、時間だけが過ぎて、動けなくなってしまいます。
今のサロンでは、叶わないことがある事が分かった時点で他の道を探さないといけません。

入社してから、アシスタント、スタイリストになっても、その先がないと
辞めたくなる理由がはっきりしてきますね。

美容師は、働き口に困らない、と良く聞きますが、40代、50代になってくると
新しいサロンを探すのが大変になってきます。
今の環境で本当にいいのか、楽しい美容師をこのままで続けていけるのか真剣に考えてみましょう。

辞める前の注意点

美容師を辞めてしまう前に

辞めるタイミングを考えすぎないで

一番良く聞く意見は、「スタイリストになってから辞める」です
スタイリストになったとたん、もう少しお客様に慣れてから辞めよう。
顧客がもう少しついてから辞めよう
とズルズル先延ばしになってしまいます。
今の環境がとても嫌なのに働いていると、愚痴をこぼすようになったり、もっと
今の美容室が嫌いになってしまいます。

入客のチャンスがないとか、人間関係などは、すぐ辞めるきっかけとしてわかりやすいですが、教育・カリキュラムの不安はタイミングを間違いやすいです。

技術は新しいサロンでもっといい環境で学べることもよくあります。
悩んでいる今が一番いいタイミングです。

辞める時はできるだけ円満退社を目指しましょう!

もう辞めるからいいやと投げやりにならないように。
あまり美容室の嫌なとこを指摘しないのがポイントです。
本音の辞めたい理由をはっきり不満だと伝えてしまうと、関係が崩れてしまうことがあります。
給与や待遇などは、交渉の余地もありますから、伝えてもいいかもしれませんが
「伝えたところで、何も変わらない」ことはほっておきましょう。

辞めた後でもまた美容室に来る!?

管理美容師免許を取得する際、以前の美容室で「どれだけ働いたか」の証明をしてもらう必要が出てきます。ですので、なるべく丁寧に、応援してもらえるように辞めるのがベストです。

すぐ辞めたいけど、期間に余裕を持つ

今の美容室を辞めたい理由の中で、「すぐ辞めたい」「すぐ辞めるにはどうしたらいいか」
という意見も多数ありました。
もちろん、美容室側は、無理に引き留めてはいけません。
民法では「退職の2週間前に申し出る」とされていますが、
今までお世話になった美容室にちゃんとお礼も込めて、期間に余裕をもってあげましょう。
アシスタントは1か月~3か月前くらいに、スタイリストは3か月~6か月前くらいに退職の意思を伝えるのがベストです。

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